stress Manegement
ストレスマネージメント
ストレスマネージメント
ストレスって結局のところ何?
「ストレス」は今や小さな子どもでも知っている言葉ですが、その本質や定義をしっかりと理解されないまま使われる様になった言葉といえます。それは「ストレス」を引き起こす原因となったものも「ストレス」と言われていることからもわかります。例えばテーブルに置いていたコップが落ちて、足の指に当たった時、私たちは「痛み」を感じますが、これを引き起こした原因の事を「痛み」とは言いません。この場合、「刺激」は落ちてきたコップ、「反応」は痛みと、ちゃんと別の名前を使います。しかしストレスに関してはなぜか「刺激」と「反応」のどちらも「ストレス」と表現されてしまいます。
例えば「課長のあの嫌味ったらしい言い方、ほんとにストレスなんですよね。あぁもう頭痛くてイライラする。」という場合、「課長の嫌味ったらしい言い方」は刺激、つまりストレスを感じさせた原因であって、その結果「頭が痛くてイライラする」という反応が起こったわけで、明確に刺激と反応の関係にあるにもかかわらず、どちらのことも「ストレス」と言ってしまっています。実はストレスの原因となるもの(刺激)には「ストレッサー」という名前があり、それによって引き起こされたものがストレス(反応)なのですが、一般的にはあまり知られていません。
一般的には刺激のことも反応のことも「ストレス」というのだから、どちらでも良いのでは?と思われるかもしれませんが、それではなかなかストレスと上手につきあっていけません。なぜなら、ストレッサーに対する対処法とストレス反応に対する対処法が異なるからです。
無くなる事のないストレスと上手につきあっていく
ストレスと上手につきあっていく方法をストレスマネージメントといいますが、これをスキルをアップさせる為には、自分がどんなストレッサーにさらされていて、どんなストレス反応を引き起こしているかをしっかりと把握することが必要です。そして自分に降りかかっているいくつものストレッサーの中で、コントロール可能性の高いものと低いもの(自分が頑張ればなんとかなりそうなものと、頑張ってもどうにもなりそうにないもの)を吟味し、望ましい変化を引き起こせそうなことから着手していったり、変化を引き起こせなさそうな事に対して、捉え方や関係性を変えていくアプローチを行なっていきます。
技法
ストレス反応の低減に用いる技法
- コーピングレパートリー
- リフレーミング
- アサーション
マインドフルネス
瞑想を中心としたトレーニング
- MBSR(マインドフルネスストレス低減法)
- MBCT(マインドフルネス認知療法)
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